第3日目  3月16日(sun)   マドリード→クエンカ

憧れのパラドール
 マドリードを出発、途中チンチョンを経由してクエンカまで長いバスの旅でした。
まだ、時差ボケが治らず、バスに揺れると眠くなります。
(ちょっとシエスタ)
 クエンカは断崖の際に築かれた町で、谷にせり出して今にも落ちてきそうな石造りの家などが所狭しと並んでいます。
その崖から吊り橋を渡った向かえに、宿泊する「バラドール・デ・クエンカ」が建っています。ここは16世紀の修道院を改造した4つ星のバラドールです。
 パラドールでバスを降りて、吊り橋を使って対岸に渡り、クエンカの町を見学しました。
坂道を降りて、町の境界地まで行くと、町並みも良く整備され、川沿いを散歩するにはとてもさわやかでした。2人で三脚を使って記念写真を撮ろうとしたのですが、三脚が小さすぎて置く場所がなく悪戦苦闘していると、地元の人か、それとも観光客なのかリュックを背負って黄色いガーベラを1本持った婦人が近づいてきて、私にガーベラを差し出して、写真を撮ってくれました。
(さりげない親切がいいですね(♀)。どこの国の人も基本的にはいい人たちが多いですね。私たちも、他人には親切にしなければ!!と感じました(♂)。
その写真は「やはり」の逆光で、私たちの顔どころかガーベラさえも真っ黒でした。(残念)
降りて来た道を戻るには、今度は長い登りの坂道と階段でした。
旅行から帰って、朝の職場の階段6階までが、少し楽になったような気がしたのは気のせいかな?
 パラドールは中庭を中心に回廊があり、客室はクルッと一廻りできるような配置になっていました。私たちの部屋は3階で最上階でした。後から付けたと思われる小さなエレベーターが1機あるのですが、階段を駆け上がっていくと2階から行き止まりとなってしまっていたので、上の階に行く階段を探して廊下を走り回ってしまいました。格式あるホテルですから、部屋の鍵はもちろん古いキーで、なかなか開け閉めが難しいです。ドアの鍵穴が右についている場合は反対の左に鍵を回しますが、1回転の場合と2回転の場合があって、開けた後は鍵をドアに対して水平にしてから抜き取る。これが基本と言うのですが、その場になるとなかなか簡単には開いてくれません。カードキーは楽でいいですね。室内はさすがに広々としていました。角部屋だったので、眺めも良く、岸壁に見える岩肌はいくつかの層になっていて、頂きに建つ建物は廃墟(?)と思われるほど寂れた趣のある風景でした。

パラドール・デ・クエンカの回廊部分

クエンカの町並み

パラドールの印象
不安定の家(レストラン)方向から見た
  パラドール
岩の上に張り付いているのが、不安定の家です。(レストランとなっていて景色がよかったです。)
坂道と階段はスペインの風景です?
花越しに見た、パラドール
パラドールは国営のホテルです。
← パラドールは思ったより好印象でした。