ドイツの旅 9日目   ブレーメン 〜 シュターデ 〜 ハンブルグ

  旅も後半です。メルヘン街道の終着点、ブレーメンです。
  グリム童話で有名な、「ブレーメンの音楽隊」が夢見た都、ブレーメンへやってきました。
  ブレーメンへ行って音楽士になろうとした、捨てられたロバと犬と猫とにわとり、
  童話では結局  ブレーメンへはいかなかったことになっていますが、
  地元ブレーメンの人たちはきっとここ、ブレーメンへやって来たに違いないと思っているそうです。
   作り話とわかっていても、夢があります。


 ブレーメン(Bremen)


    
  
ベットヒャー通りです
 早朝のブレーメン。人も少なくひっそりとしています。
 ここも、お昼になると、「からくり時計」と「カリオン」の演奏があるため、観光客で
 いっぱいになります。
  ※ベットヒャー通りは、コーヒー商人ロゼリウスが、中世の町並みを再現しようと
   造ったとおりだそうです。

 
 小さくて申し訳ありませんが、ここにも       おもちゃ屋さんの前の置かれた、音楽隊の
 音楽隊(ロバ、犬、猫、鶏)がいます。       ぬいぐるみ。後で出てくる本物のブロンズ像
                               よりとってもかわいいです。
 
 市庁舎です。1405年から建設されたゴシック    広場前は石畳。いかにもヨーロッパの広場という
 様式の建物。現在は公式行事のみに利用さ    感じがします。
 れるようです。
  
 聖ペトリ大聖堂です。二つの巨大な   広場の中心に、ローラント像があります。
 塔が特徴。1400年代の建物です。   平和と権利のシンボルだそうです。
 
 有名な「ブレーメンの音楽隊像」
ろば君の足にさわると良いことがあるとの
ことで、足が光っています。
もちろん、私もさわってきました、
 
 土産物屋の路地に入ると昔のままのような   ちょっと見にくいですが、同じ本が多数あります。
 気がします。                     いずれも、「ブレーメンの音楽隊」の本であり、
                              多数の言語版がありました。もちろん日本語も
                              あります。
 
 夏なのにサンタさんが出迎えてくれました。    古い街でも、公共機関は市電です。
 ヨーロッパではどこへ行っても、クリスマス飾り  環境にやさしい、古くて新しい交通機関と思います。
 専門店があります。
  
12時になると、ベットヒャー通りの一角で      早朝は閑散としていたベットヒャー通りも観光
 からくり時計(仕掛け)が動きます。        客でいっぱいです。人種も年齢もまったく違う
 上の方にある白い三角形は、マイセン製陶器  人がいっぱい。ここにいると「外人」という
 でできたグロッケンシュビールという鐘で     概念はありません。
 音楽が鳴る仕組みです。。
 いわゆる「カリオン」のようなものです。
 
 ちょっと遅い昼食を。                 本日は、チキンとポテトです。
        
今日はバイツェンです。  まずスープです。       定番木の実のヨーグルトです。
 旅も終盤、ドイツも北へやってきました。エリカ街道へもどって、ハンブルグへ行く途中
 シュターデへ寄ります。

 
シュターデ

「シュターデ」? 名前も聞いたことも無い街で、何があるのだろうと考えていました。
シュターデはハンザ同盟の町であり、約700年前には交易港として、ハンブルグをしのぐ
繁栄を築いていたとのこと。
 案内本にもほとんど記されていない。

なんと行っても、バスの運転手もガイドも初めて行く町とのことで、ナビと地図を見ながら
やっと到着した次第です。
 シュターデの町へ来てまず思ったことは、さびれた小さな町だなということです。
ここに何があるのかな?たいしたものは無いのではとまったく期待していません
でした。
 でも「百聞は一見にしかず」で、昔の海運の町並みが保存(整備していると思う)
されていて、「良いきれいな町だ。」と感じました。
 
  駅前周辺の様子。 ブフェアデマククト(広場)周辺やバス乗り場も閑散としている。
 
 通りも閑散としています。           市庁舎。ここにある紋章はスウェーデンの紋章
                           であるが、1648年から1712年まで、スウェーデン
                           支配下にあったためとのこと。

昔の運河があり、両側には昔の町並みが残っています。かつては多くの人や物が行き交い、
大変賑わっていたことでしょう。
 
タイムスリップしたような景色です。
 
 地元の人たちがカフェなどでゆっくり時間を    途中、結婚式の一団に出くわしました。
 過ごしています。こんなところって良いなと     ちょうど式が終わって教会から出てきたところ
 思いました。                      です。左側が教会です。

 シュターデについては、何の予備知識もなく、期待もしないでいったのですが、大きな観光地の
 賑わいはありませんが、雰囲気が引かれるものがあり、好印象でした。
  今は昔、私の住んでる市も、かつては海運で大変栄えたようですが、今は新幹線と自動車の
 時代に変わり、産業の地盤沈下が大きい場所です。
 シュターデもハンザ同盟華やかし頃は輝いていたことでしょう。
 でも、過去の遺産を上手に利用して観光に町並みを整備していることに好感が持てました。

 これから観光最後の町、ハンブルグに向かいます。
 今日の宿は、ラディソンSASハンブルグです。

  
 今日のホテル                 部屋はごく普通。若干広め
ラディソンSASハンブルグの全景
幽霊のようだが、女性の絵が描かれた
シートが架かっている。 
  
 お得意、黒ビール    前菜は野菜サラダ            デザートです。 
 ← メインはヒレステーキ。久しぶりにおいしかった。 

 明日はドイツ第2の都市ハンブルグの町を散策します。
 帰路につきます。寂しいです。

 

                             
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